僕は今・・・
深刻に悩んでいる。
頭のなかの
モヤモヤが離れない。
いったい
どうすればいいんだ。
なぜこんなに
悩んでいるかって?
これから話すのは
僕の愚痴であるが、
ちょっとあなたに聞いて欲しい。
人助けだと思って時間をさいてくれ。
正直告白する僕自身も
勇気を振り絞っての決断だ。
なぜならこの話をしてしまえば
多くの人が僕を毛嫌いするからだ。
でも、もう我慢もできない、
ついに決意を固めた。
ふう・・・
本題に戻るが
僕の悩みの原因はズバリ
笑いのツボが
人と違うということだ・・・
これはつらい。
だってだよ、
みんなが「うぃ~ww」とか
サルみたいにバカ騒ぎしている時に
自分は死んだ魚みたいな顔でいて、
自分がウホウホ笑っているときに
周りはひどく冷めた顔、
あるいは「・・・は?」
みたいな反応をとるわけだ。
これは人生を左右するほどの
深刻な問題である。
「じゃあ君の笑いのツボって
どんなものなんだい?」
と優しいあなたなら
問いかけてくれていると
僕は確信しているので
素直に告白しよう。
僕の笑いのツボはいわゆる
「シュール」である。
よくシュールな笑いとか
シュールな画像とか
耳にするのではないだろうか。
まさにそれである。
しかし、問題はみんなが
「シュール」という概念を
理解してないのに
その単語をあらゆる所で
使っていることだ。
まあ教科書で習ってないので
それが普通なんだろう。
だから今ここで
あなたに「シュール」を
学んでほしいのだ。
そして、
あなたが「シュール」を正しく理解した上で
僕のような「シュール」な笑いを
追い求めている人種をささえてあげることを
今後の人生のミッションにしてほしい。
さらに、正しく「シュール」という
概念を伝えていく伝道者としての
自覚と誇りを持って生きていってくれ。
・・・よし。
今あなたの心からのYESが
僕の脳内に聞こえてきた。
期待している。
では早速、説明に入ろう。
まずシュールとは、フランス語の
「Surréalisme(シュールレアリスム)」の略。
意味は「非現実的・現実離れ」
という感じだ。
ネットで調べると超現実主義とか
意味分かんない説明もあったが
細かいことは気にするな。
僕自身の解釈をシェアしよう。
シュールとは、
起こりそうで起こり得ない、という
手に汗握る瀬戸際のみで生まれる
ギリギリのせめぎ合いなのだ。
期待と落胆
笑いと不信が交差する場。
あらゆる両極端の概念を
組み合わせることで生まれる
「非現実」の美学。
これがシュールなのである。
「心の中で笑う」
これが大きな特徴だ。
この画像を凝視してくれ。
何度も繰り返し見てくれ。
細部の細部まで。
すんごい反ってるよね、
この人、
今どんな感情なんだろうね、
腹筋つらそうだよね、
足プルプルしてるよね、きっと
周りの空間どうなってるのかな
あらゆる側面からこの画像を
注意して見てくれ。
繰り返し上下にスライドして
見返してみてくれ。
繰り返すんだ。
とにかく上下にスライドだ。
2人の反ってる女性の画像の間を
素早く・時にゆったりとスライドするんだ。
あなたは段々と
シュールの世界へと吸い込まれていく
感覚を実感できる。
もし誰かがこの画像を何度も
スライドしているあなたを見たら
確実に感じてくれるはずだ。
「なんてシュールなんだ・・・」
と。
キモいと思ってはいけない。
怖がってもいけない。
受け入れるんだ。
自信を持て。誇りを持て。
「シュールさ」には種類が存在する。
これを説明するのは難しいのだが
例えば、
現実で普通に起きているが
多くの人にとっては非現実的な光景
というものだ。
おそらくこのシュールさの違いを
理解している者は数少ないであろう。
論より証拠だ。
例えばこれ・・・
「水槽の水を抜かれたアザラシ」
分かるだろうかこの美学。
なんて神々しい・・・
素晴らしい曲線美。
なんならこの写真をとった人の
感情や表情までイメージしてほしい。
そこまで含めて「シュール」なのだ。
何の変哲もない光景。
従業員なら水族館のどこかで
見られるような日常。
同時に一般の人からは
全く身近にない非現実的映像。
まさしく、いとおかし。
まだまだ伝えたことだらけなのだが
正直手が疲れてきたので
今日はここまでにしよう。
それではまた。
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